• 文雄 富澤

【インソール】デジタルか、アナログか

更新日:6月9日





神戸・長田の靴工房マルエで靴職人30数年の富澤です。

30数年靴職人をしていると、計測器もかなり変わってきました。


足裏測定。足裏にどのような荷重がかかっているか、荷重が多くかかっていれば

インソールで除圧をしたり、高さを加えたりと、足裏を測定することで

足に合わせたインソールを作ることができます。

しかし、インソールは足と同じ形状では効果はありません。


例えば、扁平足の足に扁平足のインソールは作りません。

現在の身体の状態・年齢・使用用途によって、理想形の足に近づけるよう矯正します。


O脚で膝が痛い人は踵の外側に壁を作ったインソールを作ります。

足アーチの横アーチが落ち込んだ開帳足の人は、メタターザルを持ち上げたインソール


足裏は体と地球が唯一接地しているポイントです。少し足裏の角度を変えるだけで

体全体の角度が大きく変わります。


私も最初のころはアナログ方式で足裏の測定を行っていました。


この方法で、数年していたのですが、新しもの好きの私としては

「これからはデジタルの時代だ」とPCで足裏を測定する機器を購入。

なにかすごいものがやってきた感じでした。



体圧のかかり方が非常に良くわかるかんじです。お客様にも最新技術と喜んでいただいて

いました。


足裏にかかる体圧は非常にわかるのですが、あくまでも平面です。足裏は平面でなく

立体なので形を大事にするインソールをここから生み出すのは難しいです。


足裏の立体を正確に測りたくなり今のやり方になりました。

全くのアナログです。








フットプリントとトリッシャムです。これで足裏の形状を測定できます。


やはりアナログはいいですね。ここから、インソールを作ります。

けれどここからはデジタル技術でインソールを切削します。

スキャナーでトリッシャムを3D化して自動機で切削します。



3Dスキャナーでトリッシャムをスキャン

3DCADでインソールを設計。体に合わせて矯正をかけていきます。

ミーリングマシンで切削します。


アナログもデジタルもどちらも必要ですね。


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