神戸・長田で靴職人30数年で非常に多い足のお悩みのお客様の声
体力も気力も元気な40歳代の女性のお客様。お昼間は大きな倉庫でのピッキング作業を
されるお客様。仕事中は動き回ることが多いので、有名メーカーのスニーカーを履いて
作業をされているそうですが、足の裏が痛くなりすごくお辛そうです。
足の裏が痛くなってすぐに、整形外科へ診断は ”足底筋膜炎” 。
治療は、”痛み止めと湿布”
けれど、痛みは治まらず当店へお越しになりました。
”足底筋膜炎””足底腱膜炎”は、朝起きて寝床から出た1歩目が一番痛く、2歩3歩と進む
内に徐々に痛みは和らいでいきます。お昼ぐらいまでは痛みも気にならないほどですが
昼からぐらいから激痛が走るようになります。
”足底筋膜炎”はその名のとおり、足裏の足底筋膜が炎症を起こしています。
足底筋膜は踵骨(踵の骨)から指の付け根の関節までつながっていまして、踵骨の付け根が
痛くなることが多いです。痛みは一か所ではなく、あちこち痛い所が動く感じです。
くるぶし辺りも痛くなります。
また、地面に一番近いところにあるので、1歩1歩激痛があると、まったく
歩けなくなります。
一番の治療法は ”安静” 足を使わないことが最良の治療法。
お医者様には寝ててくださいと、言われるそうです。
40歳代の主婦でお仕事される方に ”安静” は不可能です。
治療法はこれ以外ないのですが。痛みを緩和する方法はあります。
足底筋膜の緊張を緩やかにし、足に加わる地面からの衝撃を吸収できる素材で
インソールを作成し、作業用の靴で使えるように加工しお渡ししました。
通勤・勤務中はこれでいいのですが、帰宅後、家事中も足を保護してあげないと
痛みは緩和できません。
お家用にもインソールが使えるサンダルを作りました。
対処療法だけでなく、足のストレッチもおススメしております。
筋肉の炎症なので、運動ではなくストレッチがベストです。
お風呂上りに段差のある所へ踵をおろすだけのストレッチです。
また、別の方は永く痛いまま過ごされました。
”足底筋膜炎”は自然に治癒する疾患ですが、何もしないでそのままにしていると
炎症ではなく腱が骨化する”踵骨棘”になる場合があります。
鳥のくちばしのように骨化した腱。これができると肉に刺さるような痛みがでます。
この方は柔らかい平面のインソールではなく、”踵骨棘”部分に穴を開けたインソールを
おつくりました。
”足底筋膜炎”で悩まれてる方に多いのは、このような姿勢が多いようです。
しゃがむ姿勢。この時、片足はつま先のみ地面について、踵が上がっている状態
この姿勢が 足底筋膜に負荷が掛かっている状態です。
お仕事中、お子様と話されるとき、床に座る生活スタイルなどしゃがむ姿勢は多いです。
妻も老犬介護しているときに、少し痛みを感じていたようです。
インソール調整で緩和してました。
”足底筋膜炎””足底腱膜炎”は男性も悩まれてる方も多いです。
足の筋肉群は非常に複雑で沢山あります。疲れを感じたら、ほったらかしにしないで
優しくマッサージ、ストレッチでほぐしてあげてください。
朝から寝るまで体の中で一番使っている筋肉です。優しくしてあげてください。
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